2007/08/18

高山市下一之町(その三)

 理髪店を過ぎてしばらく行ったところにある食堂。

おーまち

 この「華」には縁があるな。京都の東華菜館とか。

 と思いつつ、よくよく見ると、むしろ「賊」の方が注目に値する。「戎」が「戒」になっている。

 手元の辞書、研究社の鎌田・米山著『新版 漢語林』で調べると、「賊」は「貝」+「戎」ではなく「戈」+「則」らしい。「則」が音を表すので「賊」は「ゾク・ソク」と読むのだとか。の割りには部首は「戈」ではなく「貝」だったけど。分かりやすい方に入れ替えたのかも。

 この店の向こうに見える酒屋の看板より

 これって、以前見つけた酒屋の看板に通じるのでは? あっちはゴシックっぽかったのでデザイン差か迷ったけど、こっちのような書き方があるなら、あっちのも字形と捉えて良いかも。でもこの字、書き順が良く分からないな。

 さらに進むとろうそく屋が。「掛」の字が特徴的。読み方が分からなかったのだけど、生掛と書いて「きがけ」と読むらしい。詳しくはこちら:
飛騨市観光サイト 和ろうそく

「しもいちどうり」を離れ、ふたたび屋台会館の方向へ……。

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