2007/04/21

表敬リンク:充電日記

 先週、リンクの申し出をいただいて人とのつながりを実感したところだけど、それで思い出したのがこちらのサイト:

充電日記

 このブログでは直接お名前を公開していないみたいなので、「ことばへの窓」というサイトからリンクをたどると、岐阜大の先生である佐藤貴裕さんによって書かれているものだと分かる。
 実は僕は学生時代から、佐藤さんのサイト「ことばへの窓」のコンテンツの1つ、「気になることば」のファンで、当時はと言うと個人のウェブサイトって現れては消えしていた印象だったのか、あるいは接続料が1分いくらの時代だったからか、記事をすべてダウンロードしていたのだ。そんなある日、サイト上で佐藤さんがそのうちの1ページのファイルを誤って消去してしまったと言うことを書かれていた(いま調べてみたら66集とのこと)。で、それをたまたまダウンロードして持っていた僕は、勇気を出して見ず知らずの佐藤さん宛てにメールを出し、無事復旧となったのだけど、その際に「気になることば」への感想も多少添えていた。
 で、その感想ってのが、言葉に対する意見を何の学術的裏付けもなしに素人感覚で書いたものだったのだけど、佐藤さんは専門的見地で丁寧に返信をくださり、そのとき初めて、ネット上では相手が大学の先生だろうがただの素人だろうが対等に扱われると言うのを体で実感した。要は返事を読んで、自分がメールした内容に少なからず恥ずかしさを覚えたわけだけど……。
 その「気になることば」が、2005年8月に久しぶりに更新されたと思ったら、その後まったく更新されないので残念に思っていたら、実質的にはどうやらこれが「充電日記」と内容的に統合されてブログ化されているらしいことに昨年になって気付いた。ブログの方も2005年9月から開始されているようだし。
 と言うことで、これを機に表敬リンク。

 ちなみにメールで感想を書いた記事は、1999年5月8日の「シナンタロー」とか、2000年6月17日の「ちげえよ」とか。今読み直したら僕からのメールを踏まえて6月25日に「「ちげえよ」──形容詞化?」と言うのも掲載されていたんだった。ありがたいことなのに、忘れてた……。
「シナンタロー」は蛾の一種「クスサン」の幼虫に付けられた名前で、あちこちにいろんな呼び方があり、僕の住む辺りでは「シラガダイオウ」とか「シラガダイ」とか呼ばれている。高校時代の先輩(群馬在住)によれば、群馬の方では「シラガダユウ」と呼ばれるとか。この蛾の幼虫の呼び名については個人的にもっと掘り下げて調べてみたいところではある[1]

 参考:「クスサン(楠蚕)」(注:蛾の幼虫・成虫の画像アリ)。
 広辞苑によれば「しらがたろう」の項に、

しらがたろう【白髪太郎】 クスサンの幼虫。毛の白い大きな毛虫で、体長約10センチメートル。クリ・クス・イチョウなど多くの木の葉を食害。幼虫の絹糸腺を取り出して「てぐす」を作る。繭を透俵(すかしだわら)という。しらがだゆう。くりけむし。信濃太郎。

とある。数年前、我が家の栗の木もシラガダイにやられてはげ上がってしまったことがあった。

1. 追記(07.06.30)
 気になってもいたことだし、クスサンの幼虫の呼称に関するアンケートを作ってみました。よろしければぜひご協力を:

樟(くす)さんの子どもを捜せ!

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