2006年2月22日

沖縄旅行2005 おまけ - 人面岩

 与那国滞在の前半は、現地の人や他の旅行者との交流があまりなくて、多少不安があったのだけど、そんななかでたまたま宿が一緒だったカップルがいて、明日彼らが与那国を発つという日の夜に宿の食堂で一緒に飲むことがあった(正確に言うと、彼らの泡盛を一方的にごちそうになったのです)。彼らは鹿児島出身、熊本在住で、「Dr. コトー」のファン。僕なんかは八重山に来るまで、何となく名前を聞いたことがある程度で、ドラマを与那国で撮ったとか、セットが残っているとか全然知らなかったのだけど……。(新作は見てみようかと思っています。)
 で、僕は9泊10日の与那国滞在中、ほとんど徒歩で島じゅうを回ったんだけど、彼らは与那国2泊、那覇1泊の旅行ということで――たとえそうでなくてもたいていは車なんかで回るのが普通かと思うけど、彼らもまた車で回っていたらしい。
 とは言え狭い島なので、同じような場所に行くことは容易に想像できるわけで、その割りに外で会うことはなかったんだけど、例えば、久部良の川を泳ぐ魚の話だとか、同じヤシガニの死骸(礫死体)を見ていたことだとか、目の前に彼らが広げた地図――財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー発行の「与那国島 Dr. コトー診療所ロケ地マップ」を見ながら、あちこちお互いが行ったところについて話していた。
 そのなかで、彼らが「人面岩」を見に行っていることが分かり、とても驚いた。ここは僕も行ったのだけど、未舗装で急勾配の遊歩道を歩いていくと途中で少し奥まったところに見られるもので、「観光客でわざわざこれを見に来るのは僕くらいだろう」なんて、歩きながら考えていたのだ。この人面岩、前述のマップにも写真付きで紹介されているため、コトーファンならばやはり行っておきたいところと言うことだろうか?
 遊歩道沿いに蝶が多くて驚いたと彼らは言っていたけど、それは僕も驚いた。(地元在住の人も驚いているんだから無理もないが。)後に宇良部岳に登ったときも道中蝶だらけだったので、蝶採りの人たちが集まるのもうなずけるものがあった。
 話がそれてしまったけど、彼らが言うには、このマップの人面岩と、本物の人面岩が左右逆だというのだ。まぁ、本物の方がある日突然左右反転することはないので、マップの写真の方が、表裏を間違えて現像したと言うことだろう。帰って確認しようと思っていたら、結局今頃になってしまったけど、せっかくだから比較結果を載せます。

 結局彼らとは次の日の朝食でちょこっと話をして、その後出発するときに挨拶ができなかったことが未だに心残りになっている。

オレ撮影の写真より

 以下、僕が撮った人面岩の写真。邪魔になっている枝をよけつつ撮ったつもりが、な、なんと:

オレ撮影の人面岩
人面岩

 とても他人様にお見せできるシロモノではないな。自分ではちゃんと岩のみを撮ったつもりだったのだけど……。(デジカメではないため、その場で確認できず。)

マップの写真は?

 次は「与那国島 Dr. コトー診療所ロケ地マップ」に出ていた写真:

マップの人面岩
人面岩

 今さらよく見ると、写真下のキャプションが、「秘書純一のの母」となっている。

ということで

 ということで、結論的には「オレ撮影の写真がヘタクソすぎて良く分からない」と言ったところか。まぁ、かろうじて分からなくもないけど。
 なにも自分の写真でなくてもネットにはもっと美しい写真がいくつも転がっているのでそれらを参考にすることにしよう:

 ほんものは、右目が低い位置にあって瞼が二重、左目はそれより高い位置にあって「眼球」のようなものが浮き出ているのがよく分かる。一方、マップの方は確かに逆になっている。
 結論としては、マップの写真は左右反転していると言うことになる。

 マップ製作関係者のみなさま、作り替えるときは気をつけてください。(「のの」も。)

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