2008/02/02

名古屋城の実物大金鯱

 名古屋城には天守閣にある本物の金鯱以外にも、チケット売り場のある門のすぐ内側だとか、天守内だとかのあちらこちらに実物大模型があり、これはそのうちのひとつ:

 説明書きより:

「膏」は部首がにくづき、音が「高(コウ)」で表される形声文字につき、確かに「高」も「月」も縦長になりがちな字でもあり、ましてそれを縦に重ねられては書きにくいことこの上ないわけだけれども、ここはひとつご理解をいただいて略さずに……などと思いつつ、手元にある大修館書店の鎌田・米山「新版 漢語林」で「膏」を引くと、そこに「甲骨文」として載せられている文字にはなんと、下の「口」がない! なかなか侮れないな。
「鯱」はとらがしらのハネが欠落した例として挙げられるだろうか。

 で、かしらの下の部分、代表的なウィンドウズフォントが「虎」では「儿」を、「鯱」では「几」を採用しているのだけど、意図があるのだろうか? 前述の漢語林ではどちらも「儿」としている。

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